フェミニスト/電話/朝を待つ

数日前に『みみずくは黄昏に飛び立つ』を読んでみた。

村上春樹については詳しく知らないし(『ノルウェイの森』は大好き)、新作も読んでいないので少しわからないところもあったけれど、相変わらず川上未映子のエネルギッシュな感じにまた感動するばかりだった。

 

川上未映子がその中で「女流作家」について話していた。

「男流作家」とは言わないのになぜだと。

 

後日、友だちと電話をしていてそのことを思い出した。

そして、川上未映子フェミニズムについて話した。

前に川上未映子は「男女差別に反対する人すべての人はフェミニスト」と記事で言っていたよと友だちが教えてくれてなるほどと思った。

それから、切符と筆箱の話をしてくれた。

切符は切らないし、筆も入れないけど、切符って言うし筆箱っていうように、言葉と思想は離れていく、という話をしてくれた。

 

その他にもいつもおもしろい話をしてくれるので恋人ともこういう話をするのかと訊いたらそうだと言っていて羨ましかった。

みんなは好きなひととどんな話をしているんだろう。

 

 

 

本日は『恋しくて』を完読。

ペーター・シュタムの「甘い夢を」とリチャード・フォードの「モントリオールの恋人」が良かった。

 

ひとりで眠れないので本を読んで朝を待った。