暇/16時のカフェ/スーパーにて
今日も昼過ぎに起き上がって、それから準備をして図書館に行った。
本を返して、ヴァージニア・ウルフの『ある作家の日記』を借りた。
『新潮』の6月号に古井由吉と又吉直樹の対談が載っていたので読んだ。
わたしが若い頃なんかは暇があったけれど今の時代は流れがとてもはやい、それにみんな限界を感じてきていてこれからは暇ができる時代が来るのではないか、と古井由吉は予想していた。
わかる気がする。
そうなると例えばコンビニだってファミレスだって24時間じゃなくなるだろうし、みんながすこしずつ我慢しなきゃいけないけれど、ちょっと不便になってもみんながのんびり暮らせるほうがいいとわたしは思うかも。
図書館まで家から徒歩で25分くらい。
歩くときはいつも考え事をしているのですこし憂鬱だ。
帰りなんかついに感情が暴れ出してしまった。
一度暴れ出すとなかなか困ったことになる。
なにがつらくてこうなっているのかわからないままどばどばと感情が溢れ出る。
これはビョーキですよと言われても、やっぱり自分ではどうすることもできないし、ほんとうにそうなのか、いや、これはもともとのわたしの性格によるものなんじゃないのかとまたぐるぐる考えてもわかりません。
いつものごとく、考えても仕方がないのでとりあえずお茶でもしましょうかと帰り道にあるカフェに寄って、ブログを書いたり本を読んだりしようと思っていたのだけど、閉まっていた。
定休日ではなく、どうやら14時までらしくてなんというやる気のないカフェだろう。
こうやってお客は離れて行くのだ。
それなら家でお茶するかと思って、お菓子を買いにスーパーに寄ってぐるぐるしていたけれど、結局なにも食べたくないような気がしてそのままなにも買わずにスーパーを出た。
よくあることだ。
家に帰って来るとかわいい愛犬×2がおやつを欲しそうにこちらを見てくるのでおやつをあげて撫でさせてもらった。
わたしは冷蔵庫の冷えたオレンジ色のメロンを食べた。