灰/不倫とその次/ノルマの発生
トイレで煙草を吸っていたら股に灰が落ちてびびる。
ジェイムス・ブレイクの新曲を聴く。
昨日は友達と三宮で待ち合わせをして待っていたら三宮駅周辺も遂に禁煙になっていてかなしかった。
友達おすすめの海老の美味しいお店に連れて行ってもらう。
〈海老元〉というところで生海老が本当に美味しかった。
海老が美味しい飲み屋みたいな感じで串カツとか一品物とかもあって、串カツと白子の天ぷら、海老のから揚げも食べる。
友達とは2年ぶりくらいで話題は主に恋愛。
前の会社のときに毎日泣きながら出勤した話や不倫していた話など聴いていたが、明るくて元気な彼女が毎日泣きながら出勤するなんて社会は怖いなと思う。
ふたりと同時に不倫していたと聴いてそれはお疲れさまでした。
不倫はほんとうに浮気と違ってまあ心がやられると思う。
並大抵の心ではできないと思う。
不倫と聞くと、仏文科の先生が不倫なんてほんとうに心も体も疲れることなんだと言っていたのを思い出す。
そういえばわたしの元ゼミの教授(もうご退官なされた)は、ひとりの女性教授と不倫しているらしいという仏文科学部生の中では有名な噂があるのだけれど、いかにも仏文らしくていい話だなあと思っている。
今日もたぶん14時間くらい眠った。
起きてから熱い紅茶を淹れてケーキを食べて煙草を吸って映画を観る。
今日はマティアス・ビセの『水の記憶』を観る。
監督及びその作品の情報がググってもほとんど出てこない。
情報がほしい。
続いて深田晃司の『淵に立つ』を観る。
浅野忠信、歩くときの指まで役作りしていてかわいかった。
歪んだ人間の正しさみたいなものを感じた。
歪んだ人間は角度を変えると正しいというか。
続いてリューベン・オストルンドの『フレンチアルプスで起きたことを観る。
2017年の1月からフィルマークスを始めてから初めて観た映画をそれに記録しているわけだけれど、一年毎日一本観ても365本、観直す映画を含めて頑張って観たとしてもせいぜい400本とすると、一生で観れる映画は本当に限られていて、そうなると毎日のノルマが発生してくるという話は映画好き界隈ではよく耳にすることだけれど、少し前に音楽好きの人と話している時にそういう話になりああそっかとなった。
やはり一生に聴ける音楽も限られてくるから俺にはノルマがあって〜とかなんとか言っていてなんか他人事ではないのに笑ってしまった。
うつうつうつうつ。